STORY Vol.18 – 風間賢彦(薬剤師/パーソナルトレーナー)
蒸し暑い夏を快適にするクーリオ。シャツを身近に感じられるようになるデッコーロウォモのオーダーシャツ
僕はボディメイクをしているので、既製品のドレスシャツが合わないんです。いくら探しても、体型にぴったりフィットするものが無くて悩んでいました。decollouomo(デッコーロウォモ)のシャツはストレッチが効いているので既製品でもフィット感がありますが、今回はオーダーメイドで仕立ててもらったので、さらにその悩みが解消されて良かったです。とても柔らかい生地なのに、襟やカフスはしっかりしていて、綺麗なドレスシャツに仕立てられている。細部にまでこだわった品質にも満足しています。
decollouomo(デッコーロウォモ)が独自に開発された生地「coolio(クーリオ)」は良いですね。湿気が多い蒸し暑い中でも、快適に過ごせています。 伸縮性があって動きやすいですし、通気性と速乾性があって汗をかいてもすぐに乾く。何よりも、シワにならないところが凄いですね。ジムに行った時に、脱いだ衣類をロッカーに入れておくとシワになってしまうんですけど、このシャツの場合はシワが気にならなかったです。
シャツっていうと、堅苦しいイメージがあって着慣れなかったり、アイロンがけが面倒でなかなか着られないことがありました。けど、decollouomo(デッコーロウォモ)のシャツと出会って、自分の体にハマるフィット感、防シワ性と速乾性の高さにすごく利便性を感じて、日頃から気軽に着られるようになりました。シャツというアイテムを身近に感じられるようになる、本当に良いシャツだなと思います。
体を鍛えて体型だけ良くするのではなく、内面や健康だったり、服装や美容の身だしなみだったり、トータルで格好良く、綺麗にすることが大切だと思っています。decollouomo(デッコーロウォモ)のシャツは、Tシャツのように気軽に着られて格好良く見えるので、フィットネスをしている方たちにも是非お勧めしたいですね。
エリートデブだった幼少期から薬剤師を志した家族への想い
僕は静岡県の三島市出身で、父親は自衛隊、母親は地元で有名な焼き肉屋を営んでいる家に生まれました。おじいちゃん、おばあちゃんにとって初孫だったので、すごく可愛がってくれたのを鮮明に覚えています。食の欧米化と言わんばかりに毎食のように美味しい肉を与えられ、食後はシュークリームやエクレアが出てくるような生活をしていました。そうすると、みるみる横に大きくなって。。
小学校から野球をやっていたので動けるデブ、その頃の僕のキャッチフレーズはエリートデブでした。幼少期の頃は自分の中で太っている自覚がなかったんですけど、小学生、中学生の頃には、容姿のことで周りからあんまり良くないことも言われたりとかして、コンプレックスだったんです。
野球の練習で運動量が多かったので、1日3食しっかり食べても痩せていた時期があったんですけど、高校で野球部を引退してからも同じ量を食べ続けていたら、やっぱり太ってしまったんですよね。このままじゃやばいと思ってダイエットをするんですが、今みたいに知識もないので無理なダイエット法でガリガリになって、リバウンドでまた太っての繰り返しをしていました。
薬剤師を目指したきっかけは、無償の愛をくれた家族。父親側はガン家系で、僕が小学校5年生のときに、父方のおばあちゃんが白血病で亡くなってしまって。かたや、母親側は糖尿病が多い家系で、僕が中学生の時に母方のおばあちゃんが糖尿病から脳梗塞になって、麻痺になってしまったんです。何であんなに苦しそうになっているのか、不味い薬を何であんなに毎日飲んでいるんだろうとか子供ながらに思っていて、病気や薬のことを少しずつ知っていきました。きっとこの先、父親と母親も絶対に病気になるだろうなと考えるようになって。中学生、高校生の時、結構な反抗期で家族に迷惑をかけてきたので、何かしら家族に恩返しができる進路を考えていました。
容姿にコンプレックスがあったので、本当はアパレルだったり美容師とかになりたかったんですけど、僕が医療従事者になることができれば、家族に何かあった時にサポートしてあげられると考えて、医療の道を志しました。患者さんにとって、より身近で寄り添う存在になれるように、薬剤師を目指して国際医療福祉大学の薬学部へ入学したんです。
頑張ったことが報われるということを教えてくれたフィットネス
大学時代は、大学のある栃木県の大田原市に一人暮らしをしながら学んでいました。5年生になった時に医療機関へ半年間実習に行くんですけど、僕は志望して、地元の病院で実習させてもらっていました。薬剤師を目指して順調に進んでいるのは良いんですけど、相変わらず無理な方法でダイエットしたり、リバウンドでまた太ったりの繰り返しをしていて、健康面が覚束ないところがあって。。
約5年ぶりに地元に帰って友達と交流していると、幼馴染みがゴールドジムのトレーナーになっていました。幼馴染がそんな僕を見て市民体育館のジムに連れて行き、半ば強制的にトレーニングをさせたんです。元々体を動かすことが好きだったので、そこから2ヶ月間くらい頑張ってトレーニングを続けていた時に地元でコンテストがあって、出場したところ有難いことに1位になったんです。
根っから自信がないタイプだったので、大会で1位になれたことよりも、元々エリートデブだった僕のことを知っている地元の人たちが応援してくれたり、褒めてくれたことの方が嬉しかったんですね。頑張ったことが報われる。正当な努力をすればしっかりと身になって、周りからの評価も変わるんだなっていうことがわかってから、自分のマインドも変わっていきました。
自分の理想がどこにあるのか。年間11タイトル獲って気づいたこと
その後、薬剤師の資格を取得して地元の調剤薬局で働きながら、公式の大会に出るようになっていきました。初めて出た大会では予選落ち。本当に全然ダメで。そんな時に、地元でずっとボディビルをやっている方が目にかけていただいて、今まで味わったことがないような全身筋肉痛に耐えながら一緒にトレーニングをして、色々なことを教わりました。そうして、2019年に本選出場まで行けるようになり、2020年に花が咲いて、色々なコンテストで年間11タイトル獲らせていただくことができました。
コンテスターとしてやってきて気がついたことがあります。フィットネスを始めるきっかけは、格好良くなりたいとか、自信をつけたいとか、モテたいとか、そういう些細な理由から始めることが多いと思うんですけど、のめり込んでいくと出場する大会の審査基準だけに沿った体になってしまうところが、勿体ないと思っています。そもそもの目的を見失ってしまうのは良くない。
昔はボディビルディングという、ブーメランパンツを履いて、筋肉の大きさ、男らしさを競い合うものでした。ボディビルディングからの派生で、今は色々なカテゴリーの大会ができて多様化しています。当社が主催している「Sexy Body Labo Festival」もそうですが、自分の理想がどこにあるのかということを見失わずにいれば、それぞれのところで評価につながる。一辺倒にならずに興味のあるところにいけば良いのかなと思います。
人と比べてどうかじゃなくて、自分がどう思うか
フィットネスを始める時は、習慣化するまでもっていくことが1番大事です。 最初の3ヶ月間で習慣付けするのがポイントですが、1人だとどうしても難しいのでトレーナーを付けて伴走していくことをお勧めします。あとは横の繋がり。この人が頑張ってるから僕も頑張ろうみたいな、そういった横の繋がりや環境をつくることによって、離脱を防いだり、目指す目標ができてくると思います。
恥ずかしいから、周りの目が気になるからといって、1人でこっそりやろうとするから続かない。みんな最初はそういうときを経験しているんです。大事なことは、人と比べてどうかじゃなくて、自分がどう思うかです。あと、頑張った人はみんな素晴らしいと承認、賞賛し合うこと。
フィットネスが盛んなアメリカでは、めちゃくちゃ体を鍛えているボディビルダーの人が、初心者の人の補助に入って教えたり、褒めたり励まししたりしているところを見ます。とても良い文化だなと感心することが多いです。人と比べて人を落とすようなことをするのではなく、頑張っている人同士、承認、賞賛し合う文化にしていきたいなと思います。
健康顧問:プロの集団で皆さんを心身ともに健康にすること
個人の方だけでなく、健康顧問として企業に契約していただき、健康経営に関する講演や専属トレーナーもやらせていただいています。社員の皆さんの中には、仕事が忙しくてフィットネスにかける時間がつくれないという人もいます。僕が最初に言うことは、まず「1日3食しっかり食べること」。そして、「睡眠をしっかりとること」。その基本ができてから、栄養学などの知識が必要になってくるんです。食べること、寝ることは人間の根源であって、筋トレやダイエットをするときに大切な基礎代謝を保つことに繋がります。
そうして基礎代謝や腸内環境を整えてから、1人1人の目的に合わせて栄養バランスを考えた「食事の選び方」を提案したり、足りない栄養はサプリメントをお勧めしたりします。ここまでやった後にトレーニングすることで、体が変わっていくんです。トレーニングは、仕事をしながらでもできる簡単な運動から始めます。正しいしゃがみ方、正しい座り方を覚えるだけでも、コアのトレーニングになって姿勢も変わってきますよ。
ご依頼いただく講演では、つながりのある医師、薬剤師、専門家の方々に登壇してもらい、健康に関するセミナーを行っています。健康のことなら僕のコミュニティや協会に聞いてもらえるように、皆さんの「健康の顧問」になりたいと思っています。設立した「日本ウェルネスプロフェッショナル協会」では、医療や健康に関わるプロフェッショナルの方たちを育成していくこと。そして、そのプロフェッショナルの方たちがサービス・商材・コンテンツなど、より良いものを皆さんに提供していくこと。そういったプロの集団を育てて、皆さんのライフスタイルをより良くしていくことを目標にしています。
皆さんと力を合わせながら1つの大きなものをつくっていきたい
僕は人とのつながりというご縁を大切にしていて、徳を積んでくることを重要視しています。人を大事にしていく人生。ありがとうが続く人生にしていきたいですね。
ある興味深い実験があって。大きな色んな風船を子供たちに一気にばら撒くという内容です。その風船には1個に1人ずつ子供たちの名前が書いてあって、みんな自分の名前が書かれた風船を探すんですけど、沢山の風船の中から自分の風船を探すと時間がかかると思うんですよ。けど、風船を拾った時に書かれている名前を呼んで、その子に渡してあげれば、5~10分で終わるものなんです。その実験動画を観た時に、これが日本のあるべき姿だなと感動しました。
嫌な思いをするのも人、良い思いをするのも人。人を大切にして、お互いがギブの精神で助け合えると、連鎖が生まれる。そんなより良い世の中になるように願って活動しています。
風間 賢彦
・薬剤師
・パーソナルトレーナー
・一般社団法人 日本ウェルネスプロフェッショナル協会 代表理事
・Freeden合同会社 代表
資格:
・国家資格 薬剤師免許
・JPEC認定薬剤師
・日本アンチドーピング機構 公認スポーツファーマシスト
受賞歴:
2020年 11タイトル優勝
・FWJ(FITNESS WORLD JAPAN)2020 5冠
・SUMMER STYLE AWARD 2020フィジーク部門、スポーツモデル部門 2冠
・BEST BODY JAPAN 3大会連続優勝
・FITNESS STAR 優勝
2021年
・FWJ(FITNESS WORLD JAPAN)2021 Men’sPhysique優勝
・APF(Asia Physique Federation)2021 Men’sPhysique優勝
その他にも多くの大会優勝、入賞実績があります。
トレーナー実績:
2019年にトレーナーとして活動をはじめ、男女合わせ100人を超えるの方々の指導を行ってきました。数多くのボディコンテスト入賞者のトレーニング、ポージング指導経験に加え、ダイエットや運動不足解消など、老若男女のお悩みに合わせたオーダーメイドトレーニングを提供します。